FISBAの新作発表会に行ってきました
こんにちは、ドマーニ日本橋です。
昨夜は、椅子張地やベッドリネンでお世話になっている、
日本フィスバの秋冬の新作発表会に行ってきました。
行かれたことのある方もいらっしゃるかもしれませんが(ちなみにプロ向けです)
フィスバさんの発表会は、目の前で説明をしながら大きなファブリックを
広げて見せてくださるんです。
今回も、スイス本社よりディレクターの
カミラさん(現CEOのマイケルフィッシュバッハさんの奥様です)がいらっしゃり、
ひとつひとつの特徴を説明しつつ、組み合わせやカーテンとしての掛け方の
提案をしてくださいました。
今回の秋冬のコレクションは、コンテンポラリーエレガントがテーマ。
トレンドのビンテージルックや、光沢感がゴージャスでデコラティブなデザイン、
そして都会的なアバンギャルドなどイメージも様々でした。
中で、個人的に気になったものをいくつか・・・
オーガンジー素材にクリップコード織りで、大きなオーナメント柄が描かれた『ポニー』
↑ 裏面です。柄の縁にカットした糸が・・・見えますか?
刺繍の糸をカットする手法をクリップコードと言うそうですが
通常裏面に持ってくる糸のカット面を、手前(室内側)にすると新しい表情になるとの
説明がありました。
そして、写真は撮れなかったのですが
大幅のストライプ(ボーダー)がインパクトのある『ネフェルターリ』
規則正しいストライプではなく、すそ側に透けない面、上側に透ける面(オーガンジー)
がきます。
まさにテーマであるエレガントでコンテンポラリーな雰囲気です。
それから、今回とてもびっくりしたのが『ビニュー』という、全く新しいコレクション。
ペットボトル100%のリサイクル素材を使用したファブリックです。
(100%リサイクルというのは、初めて聞いたような気がします)
2年の歳月をかけ、ナノテクノロジーを駆使し開発されたこの素材、
疎水性や防汚性の効果が備わっているとのこと。
(繊維の状態での加工なので、後処理とは違い効果が持続するそうです。)
色も柄も多数用意されています。
190年続くクリスチャンフィッシュバッハ社の6代目が
次世代へ何が出来るか・・・との想いで開発したビニュー。
1メートルのファブリックには500ミリのペットボトル17本分が使われているそうです。
『世界中の人々が小さなアイテムを生活に取り入れることにより
エコ活動に参加することが出来ます。』と綴られていました。
我々も参考にして、何か始めたいなぁと痛感した夜でした・・・(^^)