ルイコレクション
こんにちは、ドマーニ日本橋です。
今日は、少々苦手な西洋の歴史のお話・・・
と思ったのですが、歴史は奥が深いので、
ちょっと得した気分になれる?話にします・・・(^^);
(実際、様式家具と呼ばれるものには、それぞれ出てきた背景が
国やその歴史と密接に関わっています。)
そんな訳で、今日はドマーニブランドの中でも
歴史の古いルイコレクションについてお話したいと思います。
ルイとは、ご存知フランスのルイ王朝時代に流行ったスタイルです。
ドマーニでは、ルイ15世(ロココ様式と言ったりもします。)
のエレガントなスタイルをご提案しています。
(そういえば数年前のコッポラ監督の映画"マリーアントワネット"は
ルイ16世のスタイルでしたね。)
特徴は、ご存知"ガブリオールレッグ"!!("猫脚"と言ったりもします。)
このスタイルが流行った時代には女性の力が強く、その前の男性的な
ルイ14世(ゴシック様式)スタイルよりも、エレガントで繊細なラインが
特徴的です。
ちなみに、このルイコレクション。
フレームはイタリアメイドです。
本場ヨーロッパの職人さんが、ひとつひとつ手で彫り上げています。
(もちろん他のコレクションは、すべて日本製ですが、
ルイはフレームのみイタリア製です。もちろん理由あってのこと!)
木というのは、水分(湿気)によって膨張したり縮んだりするのは
ご存知でしょうか?
イタリアと日本、気候は全く違います。
カラッとしたイタリアと、ジメジメした日本、木製品は調整が必要です。
そこでドマーニでは、フレームを組み上げる前に日本に輸入、
そして日本の気候に慣らしてから、細かい調整に入ります。
もちろん、塗装や張り工程もすべてカリモクの職人が行っています。
・・・ということは
本場の彫りを日本仕様で!ということになりますね。
得した気分になっていただいたかどうかは・・・?ですが
様式家具と呼ばれるクラシックな家具に、
少しでもご興味をもっていただければ幸いです・・・(^^)