IFFT interiorlifestyle living 2018
こんにちは、ドマーニ日本橋の冨田です。
IFFT interiorlifestyle living 2018 とは
毎年11月に行われる、
インテリアデザイン市場のための国際見本市で、
今年は15か国、420社以上が出展しています。
今年のカリモクのブースは、こんな感じ。
壁面も極力少なくし、とってもシンプルな造作でした。
空間デザインと家具の一体感を目指し、
社外デザイナーとの共同企画を進めており、
すでに発表されているKNSやKUNST・HARUに加え
新たなプロジェクトもプロトタイプでご紹介しています。
まずはKARIMOKU NEW STANDARD。
4月のミラノサローネで発表され、高い評価を受けた新作をはじめ
人気のエレファントソファなどもご紹介しています。
来年で10年目を迎えるKARIMOKU NEW STANDARD。
イメージを刷新・・・ということで、ロゴも変わりました。
アルファベットを縦に並べることで、日本の企業として意識してもらう
意図があるそうです。
昨年のIFFTで発表され話題になった、イノダ+スバイエデザインのKUNST、
今年は参考で革張りをご覧いただきました。
デンマーク・ソレンセンの最高級レザーは、
KUNSTの有機的なラインを崩すことなく、しっとりと張り上がっていました。
小林幹也氏デザインのHARU。
こちらもご参考で、クヴァドラの生地(SKYE)を張っています。
メランジュの表情が、ピンクの色合いを新鮮に見せています。
こちらは新しいプロジェクトのMAS Family、
国内外で家具やプロダクトデザインを手掛けられる
熊野亘氏デザインです。
(全てプロトタイプとなります。)
日本産のヒノキを使用した軽量家具となっており、
お酒を飲む枡に使われている伝統的な組継ぎをポイントに
シンプルで潔さを感じるデザインです。
デンマーク・コペンハーゲンを拠点に活動するデザインスタジオ
ノーム・アーキテツクによる新プロジェクト(こちらも全てプロトデザインです)。
最近よく耳にするHYGGE(ヒュッゲ・・・ほっとくつろげる時間)という考えに基づき
見た目だけでなく本質的な心地よさを追求しています。
日本の寺院や神社からインスプレーションを受けたデザインは
背もたれに続くアームや大理石のテーブルトップが新鮮です。
こんなところにも、KNSが展示されていました。
アトリウムの特別企画展示「はじまりの仕事展」。
いくつかキーワード別に展示されていましたが
KNSはサスティナブルをテーマにしたゾーンに。
理由は上の写真の通りです。
最後に、石巻工房 by karimoku。
「メイド・イン・ローカル」を掲げ、家具メーカーのカリモクが、
石巻工房の背景とコンセプトを尊重しながら、
新しい家具づくりに挑むプロジェクトです。
芦沢啓冶氏によるデザインのテーブルやベンチ。
荒廃していく里山の木を活用することで、
人と自然の理想的な共生の在り方を見直すきっかけにもなっているそうです。
今年のカリモクは、新たな試みや進行中のプロジェクトをご紹介していたため
プロトタイプが多かったのですが、
ご覧いただいた皆さまには新鮮に捉えていただいたようです。
お立ち寄りいただいた皆さま、ご意見をいただいた皆さま、
ありがとうございました。