織物の魅力を堪能した1日

こんにちは、ドマーニ日本橋の冨田です。


 


昨日は京都まで、


川島織物セルコンさんの工場見学と打合せに行ってきました。


 


川島織物さんといえば、今年175周年を迎えるとても歴史のある会社、


天保14年、坂本竜馬が7歳のときに設立されたとお聞きしビックリ!


そんな歴史を感じる工場と織物文化館を見学させていただきました。


 


工場は、帯や緞帳を織る工芸棟と、量産品を織る生産棟に分かれています。


 


DSC03717.JPG


 


こちらは工芸館、緞帳をつくっています。


体育館のような広い場所で最後の仕上げ。


 


DSC03728.JPG


 


緞帳は綴れ織という織り方で織られていきます。


大きいものなので、何人かの職人さんが横に移動しながら


織り上げていくそうです。


 


DSC03729.JPG


 


色別に並べられたレーヨンの糸。


5~6本をミックスして使うそうでグラデーションもきれいに表現されていました。


 


緞帳の横には帯の機織の器具が並んでいて、


とてもとても繊細な作業をされていました。


ご自分の爪を工具代わりにヤスリ掛けされているのを見せていただき


またまたビックリ!!


 


別棟の生産等も拝見しましたが、


糸の染色からこちらの工場でされているそうで、


きれいに染めるための工夫や、


また実際に高速ジャガード織機が稼動しているところは


はじめて拝見できて、とても勉強になりました。


 


DSC03735a.JPG


 


こちらは織物文化館のエントランス、


イサムノグチの作品がさり気なく飾られています。


 


明治初期に国内初のインテリアのショールームとして使われていたり、


やはり国内最古の企業博物館として開館したことなどを


教えていただきました。


 


DSC03708.JPG


 


ちなみにこちら、


弊社に納品していただいていた椅子生地のアーカイブとのこと。


よく知っているものもあれば、はじめて見るものもあり、


懐かしくて話に花が咲きました。


 


そしてこの後、ドマーニの張地やラグなどのプレゼンテーションも


しっかりとしていただきました。


 


今回、家具製作にはかかせない張地について、


その基本となる織物の製作工程を間近で見れたことは


とても参考になりました。


今後生地をご提案するのにぜひ役立てていきたいなと思います。


一覧に戻る