ネオジャポニズム展・・・その1
こんにちは、ドマーニ日本橋です。
今日は、現在開催中の『ネオジャポニズム展』のご紹介です。
今回の展示会、日本古来より伝わる伝統の「技」を駆使し、新たなる
日本様式を表現するアーティストたちの作品展です。
7組の作家さんや企業の方たちにご協力いただきました。
まずは、家具から・・・
ご存知『蓮夕』ですが、張地をキモノ作家の『斉藤上太郎』さんにデザイン
していただきました。
椅子張に使えるようポリエステルなどの糸に変えて、西陣織の織機で
織った特別なファブリックです。
『フェイク・ド・プリーツ』という名称の通り、平面でありながらプリーツしたヒダの
ように見える、光と影そして陰影がテーマの生地です。
ちなみに、壁面にコーディネートしたファブリックは、今年のミラノサローネで
この蓮夕と一緒に演出したもの。
ダイナミックです。
こちらのキャビネット。
通常仕様は、蓮の花の写真をリアルコートという技法でプリントしていますが
こちらは、扉面に直接、月と草花が描かれています。
神社仏閣でも使用されているシルバーの金具が、さりげないアクセントに・・・
続いて、和紙を使った作品をつくるアーティスト、
『中野卯月(うつき)』さんの照明です。
『月の宮』
2500年ものあいだ土に埋まっていた神代杉(水中・土中にうずもれて長い年月を
経過した杉材)を使った、大作です。
桂離宮のふすまに使われている月の字くずしの引き手(写し)を正面に用い、
悠久の古代木へのデザインに、古代文字のもつ美しさと力強さを和紙に
したためました。
『日光・月光』
こちらも、大きな和紙の作品です。
片面には満月、もう片面には三日月を透かして漉いた、力強くも幻想的な
照明です。
本日最後は、ご存知『Carre MOJI 』 さん。
キャレモジとは、従来の「書道」という概念を覆し、モダンデザインと
伝統美を究極まで融合させた、新しい形のインテリアアートです。
壁面に1点飾るだけで、空間をぐっとモダンに感じさせる作品。
新しい和モダンの提案にも、ぴったり。
7組のアーティストの和をテーマにした作品展『ネオジャポニズム展』は
13日まで開催しています。
ご興味のある方は、ぜひご覧くださいね。
お待ちしています。