デザイン・ダイアローグ_メゾン・エ・オブジェ・パリ展

こんにちは、カリモクの冨田です。


 


先日、日本橋高島屋本館8階で開催されている


「デザイン・ダイアローグ_メゾン・エ・オブジェ・パリ展」を見学してきました。


 



メゾン・エ・オブジェ・・・耳にされたことのある方も多いかと思います。


25年にわたりパリで行われている、インテリア業界有数の国際展示会です。


 



3部構成になっていたのですが、その前にイントロダクション的な展示が・・・


高島屋と縁の深いル・コルビュジェやシャルロットぺリアンの作品が


展示されていました。


後ろにかかっているタペストリーは、


1955年に開催された高島屋のイベントの際に発表されたものとのこと。


 


ここからは、本展示。


まずは「デザイナー・オブ・ザ・イヤー」、


21名のクリエイターの作品が集結しています。



建築家としても活躍のパトリシア・ウルキオラは、2008年に受賞。


様々な企業からオファーがあり、インテリア業界でもとても有名な方です。


 



日本人で受賞された方もいらっしゃいます。


こちらは吉岡徳仁さんの作品。2012年に受賞されていました。


最近だと、東京オリンピックのトーチのデザインをされた方ですね。


 


この他にも、家具や照明のデザイナー21名分の展示がされていて


さながらデザイナーのリアル教科書のようでした。


 


 


ここからは「ワッツ・ニュー(WHAT’S NEW)」。


パリの会場では、毎回最新の商品をテーマ別に演出しています。


 


今回は


SCULPTURAL NATURE   彫刻的な特質


ESSENTIAL NATURE    本質的な特質


CONTEMPLATIVE NATURE 瞑想的な特質


という3つのテーマに合わせて設らえられていました。


 



 



 



 



それぞれのテーマに合わせて集められたモノたち。


なるべくスッキリと見せるよう提示されている情報は最低限で、


興味があるモノはQRコードを読みこんで


それぞれのウェブサイトへ見に行くスタイルになっています。


 


 


そして最後は「ライジングタレントアワード」。


パリでは毎回ひとつの国にスポットをあて、若いクリエイターを


発掘しているとのこと。今展では日本が特集されていました。


 



こちらは氷室友里さんの「SNIP SNAP」という作品。


二重構造のテキスタイルの表面をカットすることで下地の色が見えるというもの。


そういえば・・・


以前カリモク60で氷室さんとコラボレートしていたのを思い出しました。


芝刈りしているデザインの芝部分をカットすると、中から動物や虫が出てくる


遊び心のある生地でした。


 


この作品以外にもおもしろいデザインをされている方が多く、


どれもとても興味深かったです。


 


 


パリに行かなければ見れないイベントを、


ぎゅっと良いところどりで拝見することができました。


お買い物の途中でご覧になっているマダムたち、


学生さんかな?と思う人、


家具の裏までのぞき込む人(←仕様を確認したくなる気持ち、よーくわかります!)、


こうして気軽に見ることのできる百貨店でのイベントも楽しいですね。


日本橋では期間終了してしまいましたが


このあと、京都や名古屋でもご覧いただけるようなので


ご興味ある方は、ぜひ!


 


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デザイン・ダイアローグ_メゾン・エ・オブジェ・パリ展


日本橋高島屋S.C. 本館8階


2022年3月3日→21日


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